「南の島で海の上に部屋があって部屋の床にはガラスが張ってあってそこからのぞくと海がちゃぷちゃぷしていて熱帯の魚が泳いでいる。」
いつとはなしにそんな話をして、新婚旅行の行き先に選んだのはインド洋に浮かぶ島「モルディブ」。
お昼の12時ちょうどにシンガポール航空989便で福岡空港を出発。夕方シンガポールチャンギ空港に着く。真冬の福岡から一気に赤道直下のシンガポールで久しぶりの夏の空気。空港で時間をつぶし、その日の深夜モルディブに向け出発。時差があるのでモルディブのマーレ空港に着いたのもやっぱり深夜。
マーレ空港はまさに真夏の夜。通関をしてスピードボートに乗り込むと、真っ暗な海をとばすとばす。モルディブは島の国。空港さえも島にある。スピードボートからはキラキラと光るリゾートの島々が見える。そして真夜中のホテルにチェックイン。ホテルは「オルベリビューホテル」。南マーレアトール(環礁)の南の端にある。ウェルカムドリンクのサービスを受け、部屋にチェックイン。思った通りの南の島の海の上の部屋。部屋にはガラステーブルがあって海がのぞき込める。
着いたのが深夜だったので、その素晴らしい景色を初めて見たのは次の日の朝。前夜遅くに寝たのに、波の音で朝早くに目が覚めた。バルコニーに出てみるとどこまでも遠浅のパステルブルーの海。夏の朝の涼しさ。想像以上の風景。でもやっぱり赤道直下の南の島だった。日が昇るにつれ部屋の温度もうなぎ登り。部屋が東向きなので朝日が直射日光となりもろに差し込む。
そして島の散策。モルディブは小さな島の集合体。ひとつひとつの島に人が住んでいたり、首都があったり、空港があったり、リゾートがあったりする。ここオルベリ島も一つだけのホテルがある島。ぐるっと回っても何十分かで事足りる。でも、どこにいても夢のような風景。全く飽きることがない。そして遠浅の海は歩いて何十メートルでも進んで行ける。そして珊瑚礁と熱帯魚の海の中。毎日泳いだり、潜ったり、島をうろうろしたり、おいしい食事をしたり、夢のような5日間だった。
夢のような5日間が終わり、夕方再びスピードボートで空港へ。深夜空港を飛び立ち、翌朝再びシンガポールへ。シンガポールでは、郷さんという日本語の達者な現地添乗員の方にあちらこちらへと一日中案内してもらい、またまた深夜、大満足で日本へと飛び立ったのでした。
【トピックス】
・モルディブの卵は黄身が白い。
・油断するとあっという間に日焼けする(少し焼けたかなと思ったらもう遅い)。
・夜は結構涼しい。
・モルディブのおみやげ物やさんのお兄ちゃんは日本語がしゃべれる。
・オルベリのダイビングサービスは、Ocean Paradise。
・モルディブ関係の情報は、ここやここが充実。
プールじゃないよ海だよ
プールサイドにて
オルベリ島空撮
モルディブの子供
ヘリコプターから
黄昏時(バックは水上コテージ)
マーレ空港のおみやげ物やさんで、洒落た図鑑を見つけました。"COMMON REEF FISHES OF THE MALDIVES" という題名で、モルディブの海に住む魚たちがきれいなカラー写真で紹介されています。それぞれの写真には科名・学名・英語名・ディヴェヒ語(の英語表記)名(これがポイント!)・ドイツ語名・フランス語名・和名(ローマ字表記)・体長・餌・生息域・分布が英語で書かれており、とっても楽しめます。Part 1 から Part 3 までの3冊に別れており、1冊 US$10 と内容にしてはお手頃な値段です。なんといっても、"Published in The Maldives" がポイントで、ハードカバーで装幀されたほぼA5サイズの本は、海好きの人への洒落たおみやげとしても最適です。
福岡の西辻さんち